シール貼りバイトとは？基本知識編
シール貼りバイトとは、いろいろな商品パッケージにラベルを貼る仕事です。手近にあるような商品を見てみましょう。食品、化粧品その他、多くの商品には、原材料や成分、使い方などを記したラベルが貼られているものが多いです。
このような内容は、シールではなく商品パッケージに直接印刷されているものも多いですが、一方で直接印刷ではなくシールが貼られているものも多く、それを貼るのがシール貼りバイトというわけです。
ですから、種類としては非常に多岐にわたります。およそ世の中の商品でそこにシールが貼られているものは全て、それを貼る仕事が必要になるわけですから当然でしょう。ただ、バイトとしては単発、短期の仕事が多いのが実情です。扱っている商品の数や種類が多ければ長期の仕事があってもおかしくないと思われるかもしれませんが、多くの企業では、工場で完成した製品にまとめてシールを貼った後で在庫として保管しておきますので、在庫があるうちはその製品に対するシール貼りの仕事はなくなってしまうからです。
また、このような理由から、仕事そのものは工場や作業所といったスペースで行われることが多くなります。いわゆる事務所、デスクワークをするオフィスで行われるようなことは普通はありません。ただ、工場作業とは言っても、機械が並ぶ製造現場で行われるようなことはまずなく、現場に隣接した作業スペースで行われることが多いでしょう。工場作業というと立ち仕事になることが多いですが、このシール貼りの仕事は座って行うのが普通です。
必要なスキルですが、単にシールを貼るだけですのでさほどのスキルは必要ないことは誰でも分かるでしょう。ただし、細かい作業がある程度得意である必要はあります。どんな商品であっても、シールを貼る位置というのは決められています。定位置からあまりにもずれていたり、傾いていたり、あるいはシールがよれていたりするものは商品価値が無くなりますからNGです。あまりにもそのようなNG商品を多く出しては注意されたり、場合によっては何らかのペナルティを受ける場合もあります。この点はメリット及び注意点とも言えるでしょう。このような細かい作業で、集中力を持続して黙々と行うのが得意な人はこの仕事に向いていますが、逆にこのような仕事では集中力が到底続かないという人は向いていません。
給料については、シール貼りは軽作業に分類され、さほど時給は高くはありません。ただ、とくに人と接することも少なく、高度なスキルも必要としない仕事で、かつ長期ではなく短期の仕事が多いため、とりあえずさくっと稼ぎたいという人には人気のあるバイトです。なお、一部には、在宅でできる場合もあります。その場合はシールとそれを貼る商品とが自宅まで送られてきて、シールを貼った後、返送するという手順を取ります。工場などで行う場合は基本的に時給制ですが、在宅で行う場合は出来高制となります。
