モンテッソーリ教育シール貼り
■モンテッソーリ教育とは、20世紀初頭にイタリアの女性医師マリア・モンテッソーリが考案した教育法で、日本では1960年代から保育園や幼稚園等で導入されるようになりました。子供一人ひとりをよく観察し、子供の自主性や知的好奇心等を育み、社会に貢献できる人間とすることを目的とした教育法です。家庭でも出来るものもあり、ボタンはめやシール貼り等は実際に取り入れている家庭も多いです。特にシール貼りは手軽にでき、手指の巧緻性を向上させて集中力を養うことができるのでおすすめの方法です。シール貼り台紙は市販ものでもオリジナルのものでもいいですし、シールは100均で購入できます。作業が終わった後には自分でゴミを片付けるということも重要です。 シール貼りは簡単に準備ができ、モンテッソーリ教育に適しているので、興味のある人は一度試してみてはいかがでしょうか。"
藤井聡太四段などもモンテッソーリ教育法を受けた？
■「アンネの日記」の著者であるアンネ・フランクや、今年大ブレイクした将棋棋士の藤井聡太四段などもモンテッソーリ教育法を受けたといわれています。 なお、教育方法の特徴ですが感覚教育と呼ばれる、視覚、聴覚、触覚などの感覚を養うことや、収集力を育むといった点に重点をおいていることです。 そんなモンテッソーリ教育ではシール貼りも重要な教育のひとつです。シール貼りといえば何の変哲もない子どもの遊びのひとつのようですが、指先を使ってシールをはがし、貼ることで手先の感覚を鍛えるととともに、細かな作業を続けることで集中力を養うことができるとされています。"
手指の巧緻性を向上させ集中力を養う
■大人にとって簡単な作業であるシール貼りでも子どもにとっては難易度が高く、シールを台紙からはがして指先に乗せ目的の場所に貼るという作業は手先の機能が未発達な子どもにとって上手くいかないことが多いです。モンテッソーリー教育のシール貼りはシールを貼る台紙がありそこに書かれている枠の中にぴったりとおさまるようにシールを貼るというもの。しかし前述した通りシール貼りは子どもにとって難易度が高く狙った場所にぴったりとシールを貼ることは多くの子どもにとって至難の業であり、何度も回数を重ねるうちに手指の巧緻性を向上させ集中力を養うことが期待されます。しかしできないものは楽しくなく大人であっても長くは続きません。例えば台紙に木の絵をにりんごに見立てた丸をいくつか書いておき、そしてその丸の枠にぴったり合うように赤い丸シールを貼るようにすれば子どもにとってシール貼りは「あそび」となり楽しく行うことができるのです。
